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足のトラブルと言えば、女性に多い外反母趾が浮かんできます。
外反母趾は女性に多い足トラブルの代表的なものですが、男性にも多い足トラブルが「魚の目」や「タコ」ではないでしょうか?
足の裏は見ることの少ない部位ですですから、痛みや異常が無かったら見ることは殆どないでしょう。
それでも男女とも足の爪を切る時、女性ならペディキュアを塗る時などには、足の裏を見るかも知れませんね。
それでは知っているようで知らない足の裏に出来る魚の目やタコとは、一体どのようなものでしょう?
今回は女性に多いと言われている足に出来る「魚の目(鶏眼)」と「タコ(胼胝)」について記述したいと思います。
魚の目とタコとは
人間の皮膚は表皮、真皮、皮下組織からできておりますが、表皮の一番上にあるのが角質層になります。
皮膚の外側にある角質層は、外部から体を守る働きがあると同時に、体の水分を失われないようにガードしているのです。
角質層の厚さは体の部位によって変わってきますが、足の裏などの角質層は体重を支えていますから、当然ですが厚く無ければ耐えることはできません。
そして、この角質層の部分に摩擦や圧力が加わり続けると、体を守ろうとさらに角質層は厚くなり、魚の目やタコへと変わっていきます。
足の裏に出来る魚の目やタコと言う言葉を平気で使いますが、魚の目やタコにはどのような違いがあるのでしょう?
魚の目とタコの違い
魚の目とタコの出来方に大きな違いはないようですが、次のような点で異なってきます。
● 魚の目
皮膚の一部が、慢性的に刺激を受け続けて角質層が厚くなりますが、円すい状の芯が出来るのが魚の目になります。
この芯が真皮に刺さるような形で神経を刺激してしまうので、痛みが起きてくるのです。
・ 魚の目の出来やすい部位
魚の目は足裏や足指、足指の間にもできます。
● タコ
皮膚の一部が、慢性的に刺激を受け続けて角質層が厚くなることは魚の目と一緒ですが、タコは刺激を受けた周辺が黄色味を帯びて盛り上がって硬くなりますが、魚の目のような芯はありませんから神経を圧迫することは無いので、痛むことはありません。
しかし、足以外にも生活習慣や職業、癖などによっても、体の至る所に起こるのがタコなのです。
・ タコの出来やすい部位
足裏や足指、くるぶしなどにも良くできますが、固い床に座ることが多い人には足首などに出来る「座りダコ」、ミルクや乳首を吸う赤ちゃんの唇に出来る「吸いダコ」などがあります。また書くことが習慣になっている学生さんなどは、手に「ペンダコ」が良くできるようです。
魚の目とタコの原因
先ほどから何度か触れましたが、魚の目とタコの原因は同一の部位への繰り返された圧力、摩擦になるでしょう。
この点は男性でも女性でも同じです。
しかし、女性は冷え性の方が多いのですね。
ですから足の裏の血行が悪くなってしまうことから、魚の目やタコできる割合が男性よりも多くなると考えられます。
根本的な原因は履物に有ると言えるのですが、下記に挙げていることも魚の目やタコの大きな原因になると考えて良いでしょう。
● 靴のサイズが合っていない
・ 自分に合った靴を履くように努め、ヒールの高い靴は履かないようにします。
● 開帳足(かいちょうそく)が起きている
・ 正常な足先は、足指の付け根がアーチ状になっているのですが、開帳足は足指が横に広がっている状態となっていますから、改善するように足の筋肉や靭帯を鍛えることが望ましいでしょう。
● 歩行に癖がある
・ 歩き方に癖があると、一部の部位に圧力が掛かったり、擦れることが多くなりますから、魚の目やタコができることも多くなります。
● 足の底が冷えている
・ 冷え性の女性は足裏も冷えて血流が悪くなりますから、入浴時にはマッサージをして血流の改善を図るようにすると良いでしょう。
魚の目とタコの対処法
● 魚の目やタコができてしまった場合には、サリチル酸の入っている市販薬(スピール膏など)で対処しましょう。
市販薬を直接魚の目やタコに塗り、柔らかくなったら削り取るなどします。
● 魚の目とタコの原因でも触れましたが、先ず自分に合う靴を履くことが重要です。
合わない靴は外反母趾になる可能性が高くなりますから、その結果として魚の目やタコができます。
さらに腰痛などの原因にもなりますから、自分に合わない靴を履き続けることは、命を短くするのと同等と言えるでしょう。
まとめ
魚の目やタコは市販薬で除去できたとしても、足に合わない靴を履き続けたら治りません。
治ったと思っても再発するのが普通ですから、自分に合う靴を履くのはもちろんのこと、歩き方も正しくないと再発すると考えて良いでしょう。
このような魚の目やタコですが、子供にはタコはできにくいようです。
それは、子供の関節は柔らかく、体重も軽いので足へ掛かる負担が小さいからなのです。
兎にも角にも、魚の目やタコができないようにするには、自分に合う靴を履くことです。
そして、外反母趾にならないことです。
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