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明るい光が降り注ぐ春は心がウキウキしてくるものですね。
そんな状況とは裏腹に、肌の調子が思わしくないと言う方も少なくないようです。
春の肌荒れは、花粉によって引き起こされることもあります。
それなら花粉が肌に触れないように注意をする!のですが、それでも肌の調子が変だと言う方は他の原因を疑ってみたほうがいいでしょう。
それでは、どんな原因で・・・?と頭をひねっても思いつかない方もいらっしゃるでしょう。
まず春の陽気に誘われてスイーツを良く食べている方、あるいはお菓子類を引っ切り無しに口に入れているという方などは、砂糖によって肌トラブルが起きている可能性があります。
そして、このトラブルによって肌を老化させていると考えられるのです。
それでは、どうして砂糖が肌トラブルの原因になり、老化の原因になるのでしょう?
砂糖と肌トラブル
スイーツやお菓子と言った食べ物は女性や子供が好みますね。
このような食べ物には砂糖が多く含まれています。
そして、甘い物を食べた後にはホットすることが多いのです。
なぜなら、砂糖には癒し効果があるからなのです。
ところが甘い物を食べた後には、さらに食べたいと言う欲求が沸き起こってきます。
砂糖には中毒性もありますから、目の前に袋に入っているお菓子を一度食べると、お菓子を食べつくすまで貪ることもあります。
お菓子をお腹いっぱい食べても問題が起きなければいいのですが、身体は甘くはできていないようです。
そうです。
女性の大好きな甘いお菓子を食べると、体や肌にはトラブルが起きてくるのが普通の事なのです。
それでは、どのようなトラブルが起きてくるのでしょう?
まず、考えられるのが「糖化」と言えるでしょう。
糖化はどのようなトラブルを起すのでしょう?
糖質と糖化
糖化とは、一言で言えば「体のコゲ」になります。
例えばフライパンでパンケーキを焼く時を思い出してください。
小麦粉に砂糖、ベーキングパウダーなどを混ぜて焼いていくと、次第に黄金色になっていきます。
この状態こそが糖化となりますから、一見すると美味しそうなパンケーキが焼きあがったと言うことになるでしょう。
ところが人間の体における糖化は、こんな生やさしい事ではないのです。
体における糖化は次のようにして起きてきます。
体の糖化
食事をしたり、お菓子を食べた時には血糖値が上昇します。
この血糖値を下げようと膵臓からはインスリンが分泌されます。
分泌されると血糖値は下がって行きますが、間食にお菓子を食べたりするとまた血糖値は上がって行き、インスリンもまた分泌されます。
糖質を摂るたび、インスリンの上昇と下降が繰り返されます。
しかし、糖質が頻繁に体内に入った場合にはインスリンの分泌も低下し、血糖値は上がったままになってしまいます。
つまり体で処理できなくなってしまった糖がタンパク質と結合する状態が起きてきます。
これが「糖化反応」となり、AGEs(糖化最終生成物)と言う物質が生成されます。
AGEsは茶褐色の物質で、血管に溜まれば動脈硬化、骨に溜まれば骨粗鬆症の原因にもなります。また心筋梗塞や脳梗塞、認知症の原因にもなると言われているのです。
さらに、肌のコラーゲンが糖化した場合にもAGEsは生成されて行き、茶色のシミやシワ、黄ぐすみの原因にもなると言う厄介なものが糖化反応であり、AGEsと言うことができるのです。
それでは、糖化反応が起きないようにし、糖化されないようにするにはどうすれば良いのでしょう?
糖化を防ぐには・・・
穀物や砂糖などの含まれる糖質を摂り過ぎないことです。
糖質を摂れば血糖値が上昇し、インスリンが分泌され、血糖値を下げると言うことは先ほど記述した通りですが、甘い物が好きな女性は食事以外にも小腹が空いたと言うことでお菓子を食べることが多いのです。
つまり、糖質を口にする時間が長いほど、血糖値の上昇が継続しますから、血糖値が下がる時間が無くなります。
そしてインスリンの分泌低下も加わって行きますから、糖とタンパク質は結びやすくなり、糖化しやすくなると言うことになりますから、糖化依存、砂糖依存に陥らないようにすべきなのです。
糖化を、先ほどパンケーキ作りに例えましたが、高温の油で揚げる唐揚げやとんかつなどは黄金色に焼けているのを見ると実に美味しそうです。
何を隠そう、これがAGEsであり、老化物質そのものなのです。
ですから、このようなAGEsの塊を毎日のように食べていれば、自ずと肌にも老化が始まると言わざるを得ないのです。
このようなことから、糖化を防ぐには次のようにすべきでしょう。
● 朝食を抜かない!
朝食を抜くと次の食事までの時間が長くなり、血糖値の低い時間も長くなってしまいます。
その後に食事をすると血糖値は急上昇をし、インスリンも大量に分泌されてしまうので糖化のリスクが高くなります。
● 食事はゆっくり食べる!
・ゆっくり食べると血糖値は緩やかに上昇しますので、糖化が起き難くなります。
● 食事の糖質を減らす!
糖質の多い食事は糖化のリスクが高くなりますから、蕎麦などに替えるようにすると良いでしょう。
● 食事は野菜を先に食べる!
野菜を先に食べると、血糖値の上がり方が緩やかになりますので、糖化が起き難くなります。
● 間食(菓子)を摂らない
間食にお菓子などを摂ると、血糖値が上がっている状態が長く続きますので、インスリンでは対処できなくなり、糖化が起きやすくなります。
● 生で食べられるものは生で食べる!
生で食べるほど糖化の危険は薄れますが、焼くなどの熱を加えるほど、糖化が起きやすくなります。
● 砂糖が大量に含まれる炭酸水などは控える!
・炭酸水や清涼飲料水には砂糖が大量に含まれておりますから、砂糖依存に陥りやすく、糖化の危険が高くなります。
● 焼き物、揚げ物はレモン汁や酢に浸して食べる!
・焼き物や揚げ物に酸を浸して食べると糖化が抑えられ、老化物質のAGEsが減少します。
● 食後に運動する!
・食後に運動をすることで血糖値の上昇が抑えられますので、糖化のリスクが減少します。
このようにすることで、糖化の危険は少なくなって行きます。
さらに、お菓子などに含まれている砂糖を摂ると、ビタミンやミネラルが消費されてしまうのです。
ビタミンが不足すると、ビタミンAでは肌のカサつきやシワに悩まされることになりますし、ビタミンCが不足すると肌のツヤ、ハリ、ビタミンB2が不足すると肌荒れやニキビが起きてきます。
ミネラルが不足するとシワや乾燥、たるみなどの老化の大きな原因にもなります。
このようなことを考えますと、砂糖を含む糖質の摂取は肌を糖化するだけでなく、老化や肌トラブルなども起こしますから、摂り過ぎないように留意すべきことと言えるでしょう。
最後に
スイーツやお菓子を食べると癒されることが多いと思います。
これは甘い物に含まれている砂糖のリラックス効果、癒し効果に他なりません。
しかし、砂糖などの糖質には依存性、中毒性があります。
この点に注意しなければ、麻薬中毒の人のように禁断症状が現れる可能性もありますから、注意してお菓子を食べるようにしてください。
さもなければ、肌はシワ、たるみ、黄ぐすみと言ったトラブルが生じ、肌は老化を一直線に突き進むことになるでしょうね。
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